当窯は、かつて日本有数の生産量を誇った鉱山の町、美川町の高台に位置します。多田焼が興った岩国市多田から1980年代にこの地に移り、現在に至ります。
山の傾斜を生かして築窯された登り窯では、地元の松を使って春秋の年二回窯焚きを行っています。一般公開する窯出しの日には、陶芸教室で製作したご自身の作品を受け取りにいらっしゃるお客様、当窯の新作を心待ちにしているお客様で、とても賑やかです。
当窯は陶器の中では高温で焚く部類に入りますので、
窯内は溶けだした釉薬や欠けた作品が幾重も重なり、
独特の光沢を放っています。
展示室では多田焼の代表作を陳列する傍ら、ご希望の方に多田焼を使用した茶道のてほどきも行っています。
展示販売品は茶道具が主ですが、多田焼を身近に感じていただける食器なども用意しております。
是非多田焼の使い心地をお試しください。
茶道の世界に触れる体験教室から、本格的なお稽古まで、ご要望に応じますので、お気軽にお問い合わせください。